ミスミリエのヨガと毎日の生活

ヨガや子育てにまつわる日常のこと。そして、乳がんになってから感じたことなどを書いています。

グラフィックデザインのこと

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なんのお仕事でもそうだと思いますが、その人の立場にたって接することが大事だなあと思います。経験と技術に相応しい金額を支払うというのも、大切なことです。

 

私は15年間、グラフィックデザイナーとして経験を積んできました。グラフィックデザインという職種は楽しくやりがいのある反面、ストレスの多い職業でもあると思います。

 

とにかくね、やること多いんです。手を動かして作ることだけがデザイナーではないんです。依頼者と打ち合わせをし、情報を整理し、コンセプトを導き出し、そこからデザインというものに落とし込んでいくという一連の流れは、膨大な集中力と時間を要します。さらにそこに、カメラマンやイラストレーターへディレクションしたり、クライアントへクリエイティブディレクションしたり、コンセプトの「出来上がりデザイン」からブレないよう、繊細に指揮をとる必要があります。

 

私は、この職業であることを誇りに思っていましたが、勇気を持って「手放す」ことにしました。もう、この流れ全部をやれる「時間」がないこともあるのですが、これからの自分を大切にしたいなと。

 

過去の自分と向き合ってみると【傷ついていた自分】が居たのです。今までは、お仕事だからガマンしたり傷つくのは当たり前って思っていました。でも、病気になってから生き方を見直して、考え方も変わり。第一に自分を大切にすることに重きを置くようになりました。

 

ウキウキ生み出したデザインが、乱雑に扱われて世にでずにそのままになっていたり、手を動かしたものに対してお金が発生しなかったり、すぐにできるでしょって思われて簡単に作業を頼まれたり。安い支払しかできないけど良いデザインを作ってねと言われたり。

 

これを《料理》にたとえるとわかりやすいのではないかな?

作ってもらったお料理を食べないでそのまま机に出しっぱなし、腐敗して捨てる。外食で注文したけど、食べないで帰るからお金は支払いません。行列店に並んでいるのを無視して割り込んで並んだり。500円でフランス料理フルコース作ってよって言ったり。

 

おおっと。信じられない場面がたくさんですよねー。お仕事なんだから当たり前でしょとか、他の職業だっておんなじだよ、とか、揚げ足取りしたらキリがない。一人のグラフィックデザイナーだった人が書いたブログとして、読んでいただけたら幸いです。そして、今も第一線でがんばっている同業種の方に敬意を表して。

 

上の写真は、若かりし頃に職場のみんなとカンボジアに行ったときの写真。今までの経験があったからこそ、いまがある。出会ってきた人、お仕事、傷ついた自分、成長した自分、すべてに感謝。

 

※ デザインはいまでも大好き、ワクワクします。自分なりのデザインはやめるつもりはないのでこれからも精進し続けます。(商業デザインは一旦手放します)